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多汗症の原因はまだはっきりとは解明されていませんが、交感神経(自律神経のひとつで、新陳代謝を活性化する神経)の機能亢進の状態が続くことで、汗を分泌する腺(エクリン腺)が活性化されて多量の汗が分泌されるのです。
なお、精神的刺激や緊張がそれほど強くなくても発汗するのが手のひらの多汗症の特徴です。一般に寝ているときの発汗量は少ないようです。
ワキガも多汗症もどちらも腋の下にかく汗の量が増えた状態ですが、ワキガの汗が独特な臭いなのに対し、多汗症の場合はあまり臭いのない汗を大量にかくという点が異なります。これは、ワキガと多汗症ではその増えた汗を分泌している組織(汗腺)の種類が異なることによります。
また、両者が混ざった場合もあります。そもそも人間のからだにはエクリン汗腺とアポクリン汗腺と呼ばれる2種類の汗を分泌する組織があります。ワキガの場合はアポクリン汗腺由来の、多汗症の場合はエクリン汗腺由来の汗がそれぞれ増えた状態です。